アスクム(アフリカ)

アスクムは、現在のエチオピア周辺に存在した文明で、紀元前5世紀から
紀元1000年ごろまでアスクム王国が形成されていました。

コプト(エジプト)派キリスト教が主流の国家で、インドやローマなどと
交易を行っていたとされています。



キルワ王国(アフリカ)

キルワ王国は、現在のモザンビークやタンザニア沿岸に栄えた国家で、
海洋交易が盛んだったといわれています。

アラブ人が入植し、イスラム教が信仰されていましたが、アフリカ内地の
スワヒリ文化とも盛んに交流が行われていました。



セルジューク朝(中東)

セルジューク朝は、トルコ系民族によって、現在のトルコ、イラク、イランなどを
含む広大な領土を支配したイスラム教の国家です。

中央アジアの遊牧民族であるオグズによってアバース帝国を滅ぼす形で成立しました。

のちにセルジューク朝は、聖地奪還を目指すヨーロッパの十字軍遠征による攻撃を受け、
エルサレムを占領されます。

また、13世紀にはモンゴルの侵攻を受け、モンゴル帝国の支配下に置かれることになります。



チャールキヤ(インド)

チャールキヤ王朝は、6世紀から12世紀までの間にインド南西部を支配したヒンドゥー教の王朝で、
前期と後期に分かれます。

前期はおよそ6-8世紀、後期は10-12世紀頃に王朝が成立していました。



チョーラ(インド)

チョーラ王朝は、9-13世紀にかけて、南インドからセイロン島を支配していた
ヒンドゥー教の王朝です。

一時期はインドネシア方面まで領土を拡大しましたが、
13世紀にはパーンディヤ王朝の攻撃を受け滅亡しました。



パガン(ミャンマー)

パガン王朝は、現在のミャンマーに成立したビルマ人の王朝です。
上座部仏教が信仰され、多くの仏塔が建設されました。

13世紀ごろには大理国の滅亡によってモンゴル帝国の脅威にさらされますが、
パガン王朝はモンゴルの侵攻を退けます。

その後継承者が途絶えることで14世紀にパガン王朝は滅亡します。


アンコール(カンボジア)

アンコール王朝は、現在のカンボジアとその周辺に成立した国家で、
クメール王朝とも呼ばれています。

当時は上座部仏教だけでなく、大乗仏教やヒンドゥー教も信仰されていたと
されています。


シュリーヴィジャヤ(インドネシア)

シュリーヴィジャヤ王朝は、主にインドネシアのスマトラ島周辺を中心に栄えた国家で、
7世紀から14世紀まで存在していました。

当時はヒンドゥー教や大乗仏教などが信仰されていたと言われています。

海洋交易の中継拠点であるマラッカ海峡周辺を領有していたため、海洋帝国として
中国やインドなどと盛んに交易を行ったとされています。



クディリ(インドネシア)

クディリ王国は、インドネシアのジャワ島に成立したヒンドゥー教の王朝で、
10-13世紀ごろまで存在していました。



チャンパ(ヴェトナム)

チャンパ王国は、現在のヴェトナム中南部に存在していた国家です。



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